液状化対策効果

“地盤改良”をすると“液状化対策”ができていると思っていませんか?

知っていただきたいのは“地盤改良”と“液状化対策”は全く別のものだということ。

その土地に地盤改良の必要があるかどうかは、“地盤調査”を行なうことで判断します。
一方で、その土地に液状化の危険性があるかどうかは、“液状化判定”という高度な工学的判断を必要とします。

1964年の新潟地震をきっかけに“液状化”は広く知られるようになりましたが、その後も液状化について考慮されていない建物が増え被害も増すばかりです。日本の企業は長年、“液状化”から逃げてきたのです。

私たちは、“液状化”と真剣に向き合います。

ハイスピード工法の特徴

地震時の液状化をドレーン効果(排水効果)により抑制します。

ハイスピード工法は、天然の砕石を柱状に詰め込むことで、地盤そのものを強くする技術です。 砕石はその隙間に水が通りやすいため、地震の揺れにより上昇した水圧(水)は、砕石パイルを通じて外部に排出して、液状化の影響を抑制します。

砕石パイルによる液状化対策(施工イメージ図)

地盤の下から湧き出した水を外部に排出して液状化を緩和します。

※オプション施工


戸建住宅だけでなく、アパート,マンション,店舗,工場等の建築物にも対応可能です。

東日本大震災でのハイスピード工法施工物件

液状化被害状況

① 液状化対策用の透水層は設置していなかったが、周囲の住宅に比べ被害は少なく液状化被害を免れた。

② 液状化対応をしていないにもかかわらず、被害が小さかったことは、液状化対策設計をすることで、より有効であることを確認できた。

③ 液状化地域では液状化対策の設計をしていなくても、基礎下に砕石(40‐20㎜)透水層を作っておくことで被害を軽減できる可能性が高い。


砕石透水層標準図

基礎砕石の下に厚さ30cmで砕石40-20を敷き、間隙水を分散する。(青い着色部)

雑誌に取り上げられました

「建築知識 6月号 記事」

東日本大震災による液状化に対して砕石パイルが効果を発揮

「日経ホームビルダー 7月号 記事」

  • 液状化対策工法の例 水の逃げ道を確保する
  • 簡易的な液状化診断の例 SDS地盤調査

「建築知識 8月号 記事」

事例 液状化に耐えた家 砕石パイル工法で被害を免れた家

「新建ハウジング 7月30日 記事」

関心高まる地盤改良工法 砕石で水の逃げ道