基礎の種類と歴史

基礎は、住宅を支える重要な部分で、建物の変形や移動・地盤からの湿気を防ぐなどの役割があります。
現在の主流は、「布基礎」と「ベタ基礎」と呼ばれるものでいずれもコンクリートと鉄筋でできています。

◇布基礎
住宅の重みがかかる部分に、逆T字型で 作られる基礎。

◇ベタ基礎
基礎の立ち上がりだけではなく、底板一面が 鉄筋コンクリートになっている基礎。


日本で基礎をつくるようになったのは、およそ1400年前のことだそうです。今のような形とは違いますが、柱の下に大きな石(礎石)を据え付けることで建物を支えていたのです。その様子は現在も法隆寺等で見ることができます。
(左:法隆寺 / 右:池田城(摂津国)御殿礎石跡)